そして、ABSのメリットを最大限に引き出すテクニックは、ABSを信じて、「危ない!!」と思ったら、とにもかくにも迷わずブレーキを思い切り踏みつけることです。
これは、パニックブレーキを踏むこととは意味が違います。
私がここでいいたいのは、「危ない!!」と判断してからブレーキを踏み始めることに迷わない、つまり制動力を最大値まで引き上げるのに要する時間を短縮することの重要性です。
一般中古車トラックドライバーの場合、タイヤのロックが起きるほどの急ブレーキをかける機会は、そうそうあるものではありません。
したがって、右足は何千、何万回と繰り返してきた「優しく踏むプレーキ」に慣れてしまっており、自分では意識していなくてもブレーキペダルを踏む足の勢いが不足し、最大の制動力を引き出すまでにコンマ何秒かの遅れが出てきてしまいます。