2011年6月アーカイブ

寝そべるような姿勢は万が一衝突事故を起こした場合、体がシートベルトの下をスルリとくぐり抜けてしまい(これをサブマリン現象といいます)、必要以上に大ケガをしてしまうこともあります。

このような典型的な「悪例」以外にも、多くの人は大なり小なり自分流の癖を持っています。

これは私見ですが、正しいドライビングポジションで運転している人は、おそらく全体の2割程度しかいないのではないでしょうか。

8割方の人は「及第ラインぎりぎり」か、要改善のレベルに属しているといっていいでしょう。

それでも、普段中古トラックに乗る分には、スムーズに走らせることはできます。

しかし、長距離ドライブとなると確実に疲れは増しますし、予期しない危険が突然襲ってきたときの危険回避能力にも、大きな差が出てきます。

正しい運転姿勢は、うまい運転の基本であり、また体への負担を最小限に抑えるための重要なポイントでもあるのです。

近くを見ていれば、当然目が疲れます。

さらにハンドルを握る手に余計な力がかかりやすいため、デリケートなハンドル操作がしにくい、といいことは一つもないのです。

半身の姿勢もよくありません。

ハンドルやペダル類と体が正対しないために、すべての面で正確な操作がしにくくなります。

また、シートに体がきっちりと収まっていないため、ちょっとしたカーブでも姿勢が乱れやすくなります。

視線が斜めになるため目も疲れやすく、狙った方向に中古車トラックを持っていくことも難しくなるなど、さまざまな弊害が出てきます。

腰を前に引いた寝そべるような姿勢は、もっとも危険です。

腰に必要以上の負担がかかり疲れやすくなるのはもちろんのこと、ハンドルを握る伸ばしきった腕には余裕がなくなるため、ハンドルの操作角がどうしても小さくなってしまい、危険を回避する能力が低下します。